薪ストーブのQ&A
how to
自分でできる日頃のメンテナンスとは?
薪ストーブ本体やガラス面の掃除と、灰の正しい処理が大事。
ストーブ本体と周辺の掃除
薪ストーブ本体の汚れは、雑巾などで乾拭きしてください。ストーブまわりは木片や灰がこぼれ落ちたり、上昇気流で吸い寄せられたホコリやゴミが溜まったりします。汚れに気がついたらこまめに掃除をしてください。
なお、薪ストーブの灰はとても粒子が細かいので、家庭用の掃除機で吸い込むと目詰まりして故障の原因になります。ほうきを使ったり、雑巾で拭い取ったりする方法がおすすめです。
ガラス面
火の様子を見るのに不可欠なガラス面をきれいに保つことは、薪を正しく上手に焚くためにとても大切です。薪ストーブのガラス面に付着した灰や煤は、放っておくとこびりついて取れなくなってしまいます。ガラスの外側は雑巾などで乾拭き。内側はガラスクリーナーを使ったり、固く絞ったタオルやスポンジに灰をつけて擦ったりすると汚れをきれいに取り除くことができます。
灰の処理
灰受けに灰を落としたら鉄製の灰入れバケツに移しましょう。灰入れバケツは「蓋付き」が必須。万が一、灰の中に火種を抱えた木片などが紛れていても、蓋をして酸欠状態にすれば火が広がることはありません。灰の処理を間違うと火事につながりますので、この点はくれぐれも慎重に。
ただし灰受けがなく、底が深い機種は灰を残したまま薪を燃やすことを推奨している機種もあります。例えばIRON DOG Nº07は3~5cmほど灰を溜めて本体の底との距離を確保。灰で底上げすることで空気の取り込み口から薪に風が当たり燃焼効率が上がります。機種に合わせた適切な灰の処理を行ってください。
だいたい灰入れバケツに灰を移して蓋をして丸一日置いておけば、火種はなくなっています。灰の温度がしっかりと下がったら、各自治体のゴミ出しルールに従って処分しましょう。
ちなみに薪ストーブで出た灰を、掃除や畑の土壌改良、融雪に再利用するオーナー様もいらっしゃいます。