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薪ストーブのQ&A

how to

薪ストーブの上手な火のつけ方とは?

芯までしっかりと乾いた薪を使って、正しい室内・薪ストーブ環境で火をコントロールするのがポイント。

事前準備

  • ある程度の太さのしっかりと乾いた薪:2~3本
  • 細く割った焚き付け:両手でひと握り分
  • 着火剤:2個程度
  • ライター(ノズルが長い方が作業しやすい)
  • 炉内の灰の処理

※機種によっては灰を残したまま使用するものもあるので、担当者にご確認ください

薪ストーブに火を入れるのに必要なもの一式

薪ストーブに火を入れるのに必要なもの一式

この薪ストーブ(IRON DOG N°07)の場合は炉内に少し灰を残しておく

この薪ストーブ(IRON DOG N°07)の場合は炉内に少し灰を残しておく

火の様子がしっかり観察できるようにガラス面はきれいに磨いておくことが大事

火の様子がしっかり観察できるようにガラス面はきれいに磨いておくことが大事

STEP.1 室内と薪ストーブの環境を整える

煙突内部の逆流を防ぐために、室内の換気扇をすべて停止します。薪ストーブの空気の取り入れ口(エアコントロールロッド・ダンパー)や吸気口の開度を最大にして、薪ストーブの扉を開きます。煙突にダンパーがついている場合は、それも全開にしましょう。薪ストーブの近くに窓がある場合は、少し開けておくと吸気がスムーズになります。

薪ストーブの空気の取り入れ口を目いっぱい開ける

薪ストーブの空気の取り入れ口を目いっぱい開ける

煙突のダンパーも全開に(つまみを真上か真下へ向ける)

煙突のダンパーも全開に(つまみを真上か真下へ向ける)

STEP.2 炉内に薪を置く

太めの薪から先に置き、その上に細い焚き付けを密着しないように1㎝程度の間隔を空けてふんわりとのせます。空気が通りやすいように隙間をつくるのがポイントです。使う着火剤は2個程度が目安。必ず一番上の焚き付けの隙間に置いてください。

太い薪の置き方:空気が薪全体に回りやすいよう、井桁状に置くのがポイント。薪が崩れにくく安定しやすい

太い薪の置き方:空気が薪全体に回りやすいよう、井桁状に置くのがポイント。薪が崩れにくく安定しやすい

火をつける直前の状態:着火剤は置いた薪の一番上に、焚き付けで挟むようにして固定

火をつける直前の状態:着火剤は置いた薪の一番上に、焚き付けで挟むようにして固定

STEP.3着火

焚き付けの上に置いた着火剤にライターで火をつけます。薪の下から着火すると、煙が大量に発生してしまうので要注意です。火がしっかりと薪に移って広がっていくのを確認したら、ゆっくりと静かに扉を閉めます。

着火する様子:ライターで着火剤に火をつける。指先が動かしやすいグローブをすると安全で安心

着火する様子:ライターで着火剤に火をつける。指先が動かしやすいグローブをすると安全で安心

STEP.4結露を防ぐ

炉内が冷え切っていたり、薪に湿気が残っていたりすると、薪ストーブのガラスが水滴で曇ってしまうことがあります。その場合は、炎の熱でガラスが暖まるまで扉を少しだけ空けて様子を見ましょう。結露が収まったら閉めてください。

結露の様子:火をつけてすぐに扉を閉めると、ガラスが結露することがある

結露の様子:火をつけてすぐに扉を閉めると、ガラスが結露することがある

扉を少し開けている様子:その場合はガラスが暖まるまでドアを薄く開けておく

扉を少し開けている様子:その場合はガラスが暖まるまでドアを薄く開けておく

STEP.5炎を調整

炎の勢いが強くなり、ストーブから暖かさが伝わってきたら、薪ストーブの空気の取り入れ口(エアコントロールロッド・ダンパー)を通常に戻します。炎が強すぎる場合は、煙突のダンパーを絞ってください。薪の継ぎ足しは、熾火になってからで大丈夫です。

火の勢いが強い状態:火が燃え上がって炉内や煙突内が十分に暖まりつつある状態

火の勢いが強い状態:火が燃え上がって炉内や煙突内が十分に暖まりつつある状態

空気の流量調節後、炎の勢いが収まった様子:空気の取り入れ口を絞ると、供給される酸素量が減って炎の勢いが収まる

空気の流量調節後、炎の勢いが収まった様子:空気の取り入れ口を絞ると、供給される酸素量が減って炎の勢いが収まる